ロン・ハーマンのショーツ [ロン・ハーマン]
今年のGWは各地で「25度を超える真夏日です。シャツ1枚でも汗ばむくらいです」なーんてニュースでやってますけど、僕は平熱が高いせいか昔から暑いのが大好きで、30度を超えてくるとウキウキしちゃいます。
皮膚のうえを汗が流れる感覚って夏そのものの感じがして大好きなんです。そして欠かせないのは湿度。どんなに気温が高くてもカラッとしてたら夏っぽくありません。ここはカリフォルニアじゃないんですから。そう、日本の夏は「むぅ」とした湿度と共にやってくるのだ。
なんてハナシをしてると嫌がられますね、まじで。みなさん、暑いのは苦手なのかどのクルマも窓を「ビチーっ」と締めてます。ウチのクルマは半分くらい窓開けていつも走ってます。もちろんエアコンなんてしません。だってエアコンしたらせっかくの夏の暑さを楽しめないじゃあないですか。
ということで、今回は夏を先取りして「短パン」です。
僕が学生のころは、街中で履く短パンといったら、圧倒的に「バミューダ・ショーツ」でした。それ以外の選択肢となるとスポーツ系になっちゃうんです。でも、随分前からオトコの短パンって、かつてよりも長い「ひざ丈」や「ひざ下丈」でルーズなシルエットのタイプになっちゃいました。
でも、僕が持ってる短パンはどれも短めばかりです。特にこの短パンは短くて、ウチでは「セミ取り小僧のパンツ」と呼ばれてます。でも、履く人間は残念ながら「立派なおっさん」なので、もしかしたら、猛烈な違和感をあたりに撒き散らかしてるかもしれません。ご容赦を。
この短パン、ロン・ハーマンで買いました。定価だったので結構しました。でも「クマちゃん」柄に惹かれて、大枚をはたいたんです。ところが、これが意外や大当たりでした。分厚く、やや硬めの生地と深いネイビーの色調もいいし、パターンも「正調せみ取りおやじ、ここにあり」といった風情で、とってもイイ感じ。シャツの裾をパンツの中にインすると、さらに素敵です。
ロン・ハーマンって、実はつい数年前まで買ったこともなければ、商品を見たこともなかったんですけど、わりと近所にあるショッピングセンター内にオープンして以来、買い物ついでに必ず見るようになったんです。
でも、ここのオリジナル商品ってブルックスやラルフみたいにロゴマークがあるわけじゃないから、「ドヤ顔」できないし、客層も、「どカジュアル」なお方が多いし、お店のなかにはサーフボードまで置いてあるし、正直、僕にはどうかなあって思ってましたけど、よく見ると、なかなか優れモノが多いですね。後日、別なアイテムも紹介しますが、けっこう念入りに作りこんでるモノもありますね。でも、ちょっと、わかりにくいかも。
「今ドキ、ロゴマークのあるアイテムなんて恥ずかしくてね。自分が気分よくいられるモノを選んだら、たまたまロン・ハーマンだった、っていうだけですよ。モノにこだわるのって、僕は興味ないし」と、いつか言ってみたい。
絶対無理だな。